冬の朝は要注意!モーニングサージ!!
健康2024-10-16
櫻訪問リハビリテーションの櫻本でございます。
10月も半ばに差し掛かりましたが、まだ日中は暖かい日が続いて秋はどこかへ行ってしまいましたね😑
少し気は早いですが、これからの冬に向けて注意したい「モーニングサージ」
モーニングサージとは、起床前後に生じる一過性の血圧上昇を指します。
健康な人でも血圧は日内変動があり、朝は高くなり夜に低くなりますが、モーニングサージは朝目覚める前後に急激に血圧が上がるのが特徴です❗️
高血圧性疾患で持続的な治療を受けている方はもちろん注意したいですが、血圧が正常な人も実は油断できません❗️
モーニングサージのタイプや予防の注意点をお話ししていこうと思います。
目次
モーニングサージのタイプとリスク
血圧は脳卒中に関係しています🤔
特に早朝の血圧が上昇する事は、脳血管系や心筋梗塞などの心血管系の発生と関連していると考えられ大きな危険因子となります❗️
【早朝に血圧が上昇する2タイプ】
・夜間に低下した血圧が早朝に急上昇する「モーニングサージ型」
・夜間に上昇した血圧が早朝も維持される「夜間高血圧型」
モーニングサージ型は、脳卒中や心筋梗塞の発症リスクが2.7倍高いと言われています❗️
早朝に血圧が急上昇するので、健康診断などでは発見しづらいのが特徴です。夜と朝に血圧を測り、その差を確認する事が早期発見の糸口となります。
血圧測定のポイント
高血圧の基準は様々ありますが、ご家庭では
収縮期血圧(上)が135mmHg、拡張期血圧(下)が85mmHg以上 を基準にして下さい。
血圧測定のタイミングは朝と夜の2回
・起床して1時間以内、動き出す前の血圧を測りましょう
・夜は入浴後や飲酒の直後は避け、寝る前の落ち着いている状態で測ります
毎日血圧を測るのが理想的ですが、週に数回でも「朝と夜」測定して下さい。
それでも大変だ❗️という人は、朝だけでも血圧測定してみましょう💁♂️
朝と夜の平均値の差分(収縮期)が55mmHg以上あるとモーニングサージです❗️
モーニングサージとヒートショックの違い
読んでいて、ヒートショックと似たような物なのかな?と思った方はいると思います🤔
どちらも血圧が変動する現象ですが、原因や状況が異なります
モーニングサージ:睡眠中の血圧が低くなっているのに、早朝に急激に血圧が上昇する現象
高齢者や血糖値やコレステロール値が高い人に多くみられ、脳卒中を起こすリスクが高いと言われている。
ヒートショック:急激な温度差によって血圧が50以上も変動する現象
暖房で温まった場所から寒い場所に移動することで、血管が急激に収縮して血圧が上昇することが関与している。
屋内外関係なく寒暖の差を少なくする事や朝の動き出しで血圧上昇を防ぐ事も重要です😁
モーニングサージを防ぐには、急に布団から飛び起きたりせず、軽く手足を動かしたり、ゆっくりと動き出すのがポイントです🙆♂️
もちろんヒートショックにも注意しましょう❗️
冬場のトイレや脱衣所は冷えています。お部屋を暖房であらかじめ暖めておくなど工夫が必要です。また、ちょっとだけ外へ出るだけだから、と薄着で行かずにしっかり厚着しましょう❗️
気を付けたい生活習慣
高血圧は「サイレントキラー」と言われるほど自覚症状なく進行してきます。糖尿病がある方は必然的に高血圧も注意していかなければなりません❗️
高血圧の要因は、加齢の他では生活習慣が深く関わっていると言われています。
簡単ではありますが、予防・改善に役立つポイントをご紹介します😁
・塩分を控える
・喫煙者は禁煙をする
・動物性脂肪を控え、青魚などの魚を積極的にとる
・コレステロールを多く含む食品を控える
・野菜・果物を積極的にとる
・適度な運動を習慣にする
・飲酒は適量を守る
・ストレスを上手に解消する
まとめ
健康な人でも注意したいのが「モーニングサージ」の怖いところです💦
脳卒中や心臓疾患は、午前6時〜12時の午前中に多発する事が知られています。
病院や健康診断で血圧が高いですよ、なんて言われた人は特に血圧測定から始めてみましょう❗️
また、寒くなる前の今のうちに、暖房器具やあったかグッズを探してみるのも良いかもしれませんね✨