食事とリハビリの関係
健康2025-01-22

櫻訪問リハビリテーションの櫻本でございます。
今回は「食事とリハビリの関係」についてお話して行こうと思います。
「フレイルが進む原因と食事法」でもタンパク質の重要性をお話させていただきましたが❗️
リハビリを効果的に進めるには、適切な運動や治療だけでなく、やはり「食事」も重要な役割を果たします❗️特に筋肉の再生やエネルギーの供給を支える栄養素を摂取することで、リハビリの効果を最大限に引き出すことができます。
そんな食事の基礎の基礎を紹介していればと思います🙇♂️
目次
筋肉の回復を支える栄養素

たんぱく質
筋肉修復の要です❗️再生するには、たんぱく質が必要不可欠です❗️
リハビリ中は筋肉を多く使用するため、たんぱく質を意識して摂取することで筋肉の損傷を補修し、強化することができます。
たんぱく質を多く含む食品例
- 魚(サーモン、サバなど)
- 鶏肉、卵
- 豆類(大豆、レンズ豆)
- 乳製品(ヨーグルト、チーズ)
引用: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、成人の1日あたりのたんぱく質推奨量は体重1kgあたり1gとされています。
ビタミンDとカルシウム
骨の健康を保つために、ビタミンDとカルシウムが欠かせません❗️これらは骨折や骨粗しょう症のリスクを軽減し、リハビリ中の骨の強化を助けます。
ビタミンDを含む食品例
- 魚(イワシ、サンマ)
- きのこ類(シイタケ、エノキ)
カルシウムを含む食品例
- 牛乳、ヨーグルト
- 小魚(ししゃも、煮干し)
エネルギー補給でリハビリをサポート

リハビリ中の運動量が増えると、身体が必要とするエネルギー量も増加します。そのため、適切なエネルギー源となる炭水化物や脂質を摂取することが大切です。
炭水化物
運動中のエネルギー源となる炭水化物は、体の動きを支える重要な役割を果たします。主食(ご飯、パン、麺類)を適量摂ることが基本です💁♂️
健康的な脂質
オメガ3脂肪酸を含む脂質は、筋肉や関節の炎症を抑える効果が期待できます。
オメガ3を含む食品例
- サーモン、マグロ、イワシ
- ナッツ類(くるみ、アーモンド)
- ブルーベリー、ほうれん草
水分補給の重要性

水分の重要性について、他の内容でも触れています。
リハビリ中は発汗量が増えることがあるため、適切な水分補給が必要です。
歳を重ねるごとに渇きに鈍感になり、おのずと水分摂取量が減少します。
脱水症状は筋肉や関節の機能を低下させる原因となるため、こまめな水分摂取を心がけましょう。
おすすめの飲み物
- 水、麦茶
- スポーツドリンク(適度に塩分を補給できるもの)
実践例:バランスの取れた食事

朝食例
- 全粒粉パン
- ヨーグルト(ブルーベリー添え)
- オレンジジュース
昼食例
- 焼き魚(サバ)
- ご飯
- ほうれん草のお浸し
- 味噌汁
夕食例
- 鶏むね肉のグリル
- 蒸し野菜(ブロッコリー、にんじん)
- トマトサラダ
まとめ
リハビリをより効果的に進めるには、適切な運動だけでなく、身体を支える食事の工夫が欠かせません。たんぱく質やカルシウム、ビタミンDを意識的に摂り、エネルギーと水分をしっかり補給することで、身体の回復力を高めましょう❗️
リハビリと食事のバランスを整えることで、健康的な日常生活を取り戻す一歩を踏み出せます✨
【引用・参考文献】
- 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
- 日本栄養・食糧学会「たんぱく質と筋肉の健康維持」
- 公益財団法人 骨粗鬆症財団「骨の健康と栄養」