脱水症と熱中症にはご注意を!!
健康2024-07-10
櫻訪問リハビリテーションの櫻本でございます。
Xでも何度か高齢者の脱水症について投稿させて頂きました。
昨今の日本の夏の暑さは大変厳しいものですね💦毎日溶けそうになっています💦
脱水症・熱中症は高齢者だけでなく、働き世代の皆様にも身近に危険が潜んでいます❗️
これからの季節は脱水症・熱中症による救急搬送が増える時期です。
今回はもう少し詳しく、脱水にまつわるお話と熱中症回避のコツを紹介していきこうと思います💁♂️
脱水症とは?
◯身体から水と電解質(塩分など)を失うこと❗️
→身体の半分は水で出来ています。その水分は「体液」と呼ばれ様々な役割を果たしています。
高齢者が脱水になりやすい理由
①体液を貯蔵するタンク(筋肉)が少ない❗️
→加齢に伴い筋量が減少します。活動性の低下でより動かなくなる為、余計に貯めておけるタンクが少なくなります。
②食事量・飲水量の低下❗️
→食欲低下により、飲んだり食べたりする量が減少してしまう。
③のどの渇きや暑さに鈍感になる❗️
→のどの渇きに気付きづらく、暑さ寒さのセンサーが加齢により働きづらくなる。
上記の3つの理由により、水分摂取を怠り高齢者が脱水になりやすい理由になります😦
脱水症から熱中症のリスク
◯熱中症:気温の高い環境で生じる健康障害の総称。体温調節が働かなくなり、それによりめまいや倦怠感、けいれん、意識障害などが起こる❗️
→脱水症に気付かず、水分摂取をしないでいると熱中症へ移行するリスクが高まります❗️
体液の役割は3つあります
①体温調節
②栄養素や酸素を運ぶ
③老廃物を運び出す
脱水症により、体液量が減少すると体温調節機能が働きづらくなります。すなわち熱を逃す機能が弱くなり、体温が上昇し熱中症へ移行してしまいます💦
脱水症と熱中症の鍵になるのが「水分」と「塩分」です❗️
塩分も大事な理由
熱中症対策には「塩分」も必要と聞いた事があると思います。
汗には水分の他に塩分も含まれています。
なので大量の汗をかいた時に「水分」と「塩分」が必要になる訳です
大量の汗をかくという定義ですが、1時間以上の激しい運動や体重の2%超える発汗と覚えておいて下さい。
実は塩分を補給しないで水分補給のみを行うと脱水症・熱中症の進行を手助けしてしまうかもしれません❗️
「日々の水分補給のコツ!」でもお話ししているのですが
塩分も必要な理由
汗をかく→体液量が減る→水分のみ補給→
体液濃度(塩分)が薄くなる→体液濃度を保つ為に水分が出る(尿など)→
体液不足に陥る→脱水状態が進行
だから「塩分」も必要だという事ですね💁♂️
スポーツドリンクには塩分も含まれています。
激しい運動の際は薄めず、こまめに水分補給をしましょう❗️
脱水症・熱中症対策
皆さんも知っている・意識していると思いますが、改めてお話ししていきましょう❗️
①こまめな水分補給
1日の生活の中で水分摂取する時間を決めると意識しやすいかと思います🤔
◯朝起きた時 ◯おやつ(15時)
◯朝ごはん ◯晩ごはん
◯10時 ◯入浴
◯お昼ごはん ◯寝る前
決まった時間にコップ1杯の水分を摂取すると大体1200〜1500㍑くらいは摂取できると思います
屋外の仕事やジムで運動するなど生活スタイルに合わせて水分補給を心がけて下さい💁♂️
②エアコンを使用し室内温度を適切に
炎天下にいるから熱中症になる訳ではありません❗️
節電を意識したり、エアコンの風が苦手な人は空調の使用を控える傾向にあります。
そのせいで屋内でも気付かぬうちに熱中症になる事があります。
◯室温28℃&湿度40~60%が目安
湿温度計を用意し室温の確認し、湿度が65%を超えると熱中症のリスクが高まります💦
③屋外では直射日光を避けよう
なかなか難しいですが、帽子や日傘を使用し直射日光を長時間浴びるのは避けましょう❗️
屋外レジャーや運動をしていると楽しいですが、時には建物内へ入り涼しい場所で身体を休める事も大事です。
最近では、ハンディファンや通気性の良い服、ネッククーラーなど暑さ対策グッズが多くあります。
周りの目なんて気にしている余裕がないほど暑い日が続きます💦是非とも活用して下さい💦
まとめ
梅雨明け前から暑い日が続いている毎日です💦
脱水症・熱中症の対策に「こまめな水分補給」は基本のキです。それに加え、基礎的な知識が備わればより水分摂取を意識できると思います。「水分」「塩分」を忘れないで下さい🙆♂️
また、めまい・けいれん・足がつるなど症状が表れたら「経口補水液」の摂取が推奨されています❗️
摂取しても症状が緩和しなければ、重篤になる前に病院受診して下さい🙇♂️
まだまだ暑い日が続いてきます🥵夏の暑さで倒れない様に頑張っていきましょう❗️